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ひとマネで「生産性が上がる」①

先日修了した、某社の「ひとマネスキルトレーニング」。
修了振り返りの「変化」ヒアリングで、ある参加マネージャーが、「自分もメンバーも、業務の生産性が上がったことも収穫です!」と報告してくれました。

なぜ「ひとマネ」で業務生産性が上がったのか?

「ひとマネ」では、メンバーの主体的行動を引き出すセオリーとコーチング技術をトレーニングした後、実際にメンバー2名を相手にして隔週1時間の1on1コーチングセッションの実践を計6回、必須にして場数を重ねます。

この2週間ごとに計2時間のメンバーとの時間が、メンバーの主体的行動を引き出す契機となるとともに、メンバー⇔マネージャー間の「関係の質」「思考の質」を向上させる「重要な時間」となるのです。

オリエンテーションで、この実践を必須とすることを伝えた瞬間、多くの参加マネージャーからは、
「マジで!」「きつい」「できるかな?」「ただでさえ忙しいメンバーにどう言おう」「そんなに話すことない(実際は、「話さない」練習なのですが(笑))」といった反応や空気が流れます(笑)

そりゃそうですよね。
多くのマネージャー・メンバーにとって、これまで確保していなかったこの2時間を確保することは大きな負荷となります。
私自身もマネージャーとしてきつい経験があるので、よーくわかります。

ただ、「ひとマネ」では、この時間の有効性を「体感」するために、あえて技術を練習し実践するのです。

実際に、実践を始めてみると、
「忙しくて30分しか確保できなかった」「メンバーとタイミングが合わず、一人しかできなかった」といったことも起こります。
それはそれで仕方ない。
「やれなかった」のか、「やらなかった」のかの本当のところは、実は当事者が一番わかっています。
実践の後の隔週開催のリフレクション会で「やれた・やった仲間の話」を聴くと、「やらなかった」人も刺激を受けて徐々に「やれるよう」にトライをしていきます。

そうして、「メンバーとの関係」や「メンバー自身」に「変化」や「関心」が生まれてくると、マネージャー・メンバー双方の中に「この時間は重要だ」という体感が生まれてきます。

すると、

「この時間を死守するために、他の業務を速く処理しよう!」という意識と行動が始まります。マネージャー・メンバー双方で創る時間ですから、双方が協力して刺激し合います。 ここが肝心。

ひとりだと、「ついつい」自分のペースに安住するのが人間。(それでももちろん頑張っているのですが)
でも、「相手」があって、なおかつ「重要な時間を創る」という目的認識が揃えば、工夫や努力が生まれるのです。
結果、気が付けば「業務の処理スピードがUPしている」。

冒頭のマネージャーは、自然にそんなことを体感し、自分で自分に驚いているのです(笑)

「ひとマネで、生産性が向上する」の秘密は、この小さなグッドサイクルにあります。

次回は、このグッドサイクルの視点から、「なぜ、多くの会社で生産性の追求がメンバーの疲弊感を生んでいるのか?」「どうすれば、疲弊感を最小に、より生産性が高まるグッドサイクルが起こせるのか?」を考えてみます!